この記事は、「今の仕事、向いてないなぁ」「もう辞めたい…」と思っている若手に向けて書いています。
その苦しみ、考え方を変えるだけでなくなるかもしれません。
苦しまなくて大丈夫です。「今の仕事向いてない」を解決しましょう。
ぼくはもうすぐ新卒社会人3年目になるいわゆる若手です!
くぐってきた修羅場の数は自社調べで、大きいもの3件、小さいものは30件くらいです笑
「今の仕事向いてない」というのは僕自身何回も経験してきたことなので、その時々の乗り越え方をまとめて、ぼくなりの対処法も書いてみました。では早速解説していきます。
Contents
若手が「今の仕事向いてない」と感じた時の状況3選
仕事のための能力が足りていないパターン
職場の教育体制があまり十分でないと、こう感じる機会も多くなるかとおもいます。
ぼくの会社も教育体制なさすぎて、自分のやらないといけないことが入社2週間後には自走せねばならないという経験をした時に、「あ、この会社の仕事向いてないな」と思いました。
また、新しい業務を始める時もこのパターンになりがちです。今までやったことがないのでできないのは当たり前なんですけどね。このパターンで苦しくなるのは「自分の能力<必要な能力」の状態を許せないことが原因です。
こう書くとわかると思いますが、「できなくて当たり前」な状況にあるにもかかわらず失敗しているだけなんです。
<対処法>
「次、同じ仕事をする時に今回できないことをできるようになるか」という基準で考えてみましょう。
ポイントは、同じ仕事ができるようになるか、ではなく、今回できなかったところができるようになるか、という基準で考えることです。
Aという仕事がa→b→cという順番でタスクをやるもので、その中のbでつまずいたケースで考えると、「Aができなかった」ではなく「Aのなかのbができなかった」と認識しましょう、と言うことです。
仕事は大体、小さなタスクが複雑に絡み合っているものです。同じ仕事に見えても、実はやっていることが違っていることも多いのです。
今回できなかったことは仕事のどの部分のどのパートなのかをはっきりさせておかないと、いつまでたっても同じことができない、と誤解(できなかったのはbなのに、Aができないと思う)することになります。
この誤解を持ったままだと、またAという仕事を任された時にbに十分な注意ができないのでまた同じような失敗をする可能性が高いです。
千里の道も一歩から。
もし、「うん、次は仕事の中のここを気をつけてやればいいな」と思えたら別に向いてないわけではないですよね。成長の途中ということです。
仕事のための能力は足りているけど、ミスを連発してしまうパターン。
新人ではないけど、まだ仕事に十分慣れていない、かつ、仕事が増えてきた時によく起こります。
新人ではなくなっていることから仕事はどんどん増える一方で、慣れが十分でないことから、一つ一つの仕事の精度が下がり、同時多発でミスをすることが原因。
時間をかければできるのに、時間をかけられない状況になっているだけなんです。
<対処法>
2本立てで対処すると完璧です。
1つは、能力が足りていないパターンと同様、今回のミスは気にせずに、次に同じミスは起こさないためにどうすればいいかを考える。
そもそも、ミスというのもミスを防ぐ能力がないと言う点で、能力が足りていなかったパターンと根幹は一緒です。今の自分ではなく、未来の自分にフォーカスしてあげると今回は仕方ないか、と思えるものです。
もう1つは、ミスが起こりにくいような仕組みを考える。
そもそも、気を抜くとミスしやすくなるところは多くの場合、誰もがするミスするポイントであることが多いです。力を入れないとできないこと、ということですから。
なので、ミスを防止する仕組みを作るといいです。
例えば僕は基本注意力散漫なのですが、書類の誤字脱字がありえないほど乱発して、クレームを毎日のように受けている時がありました。正直忙しいのもあって、誤字脱字にかまってられる余裕はなかったので、それくらい許してくれよ…と思っていたのですが、書類の内容より誤字ばかりに気を取られ中身が入ってこないという指摘を受けて「あ、実害あるんだ」と思った記憶があります。(仕事舐めてました笑)
でもこれに似たようなことを同期もやらかしていることを知った時、では広報する前に互いの書類をチェックしあおうということにしました。
自分のミスには気付きにくいけど他人のミスには気付きやすいということは往々にしてありますが、これを始めてから書類のミスが激減し当時の上司からも誤字脱字が無くなったと褒められたことがあります(例が小学生レベルですが笑)。
<おまけ>
ミスったところはメモして後から参照できるようにしておくといいです。
今の仕事を引き継いだり、新人を教育する立場になった時、あらかじめそこを教えておいてあげられるようになります。
あなたのミスが、他の人のミス防止になれば、連発したミスも価値あるものになります。
やりたいことが他にあるけど、そのやりたいことができていないパターン
これは新人に多いかもしれません。
ちなみに明確にやりたいことがなくても、やりたくないことしかできていない場合もこれに含ます。
いわゆる入社前と入社後のギャップですね。
<対処法>
これは、「自分の思っているやりたいこと」と「実際にやっていること」にギャップがある状態なのでこれを解消するにはどちらかをもう一方に寄せるほかありません。つまり「自分の思っているやりたいこと」≠「実際にやっていること」という状態から、「自分の思っているやりたいこと」=「実際にやっていること」の図式に変えることで対処できます。
「自分の思っているやりたいこと」を変えるというのはなかなか難しいので、「実際にやっていること」を変える方が手っ取り早いです。とは言っても、今の仕事を変えるのも難しいですよね。本気を出せば仕事そのものを変えることもできるかもですが、それが叶わないから今のような状況になっているんですよね。
そこで、今回はやっていることの見方を変えるアプローチを紹介します。
すべての感情はその感情を抱いた人に責任があります。嬉しいだって、悲しいだって、その感情をその人が抱いたから、そうなっているんです。
これは実は、いまあなたが「やりたくない」と思っている仕事にも言えることで、あなたが「やりたくない」と思っていることが原因なんです。
やりたいことがある場合、それができていないという状況はもちろんストレスがかかるものですがちょっと立ち止まって考えてみましょう。今やっているあなたの仕事と、あなたがやりたいと思っている仕事は本当に全く違うものなのでしょうか?何か共通点はありませんか?
例えば企画職につきたいけど営業をやっているという場合、確かに企画を立てるという仕事はできていないかもしれません。しかし、企画職の仕事は、企画→プレゼン→実行というサイクルを回すことですが、このうちプレゼン→実行というのは営業職でもやる仕事ですよね?どんなにいい企画を考えても、会社としてOKが出なければその企画が実現することはありません。企画職にもプレゼンは必要なのです。なので、今の営業の仕事を企画職についた時にプレゼンをするための練習だと思うこともできるはずです。
まとめ
「今の仕事向いてない」と苦しむ必要はありません。ちょっと考えすぎているか、考え方があっていないだけの場合が多いです。次からできるようになろう、次はミスしないようにしようという考え方が仕事ができるようになる一歩です。また、やりたいことができない場合でも一度立ち止まって、やりたいことのためになる力は今の仕事では身につかないのか、ということを考えてみるのもおすすめです。
考え方ひとつで楽になる訳が無い、というのもわかります。上記の考え方でもやっぱり「向いてない」「しんどい」となるのであれば、環境を変えてみましょう。
転職をするというのも一つの手です。教育体制が整っておらず誰もないも教えてくれない、ミスしたらめちゃくちゃに怒られるからビクビクしながら仕事をしている、そもそも社内にやりたいことがないといった場合には一回転職エージェントに相談してみることをお勧めします。