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エージェント担当者から褒められた職務経歴書の書き方を大公開します!
この記事を読んで欲しい人
①初めての転職で職務経歴書の書き方がわからない方
②すでに転職活動を始めていて、とりあえず職務経歴書を書いてみたけどなかなか転職活動がうまくいかない人
この記事を読むと、転職エージェントに褒められるような職務経歴書が書けるようになり、その後の転職活動もスムーズに進んでいきます。
この記事を書いているワケ
先日彼女が新しい転職エージェントに登録し、担当者との面談に行ってきました。
最初の面談の時は、職務経歴書をあらかじめ提出するように頼まれるのですが、その内容をベタ褒めされたようです。
今回提出した職務経歴書は、前に使っていたエージェントに提出するために彼女とぼくが約6時間かけて作り込んだも。
フォーマットも何もかもそのまま提出したのですが、それが褒められたというで、ぼくもうれしくなってしまいました。
彼女がいうには、担当に「どうやってこれ書いたんですか?前のエージェントの人と相当作り込んだんじゃないですか?」なんて聞かれたけどまさか「彼氏と作りました」なんて言えないもんだから困ったとのこと笑。
一方で、絶対一人ではここまで作り込めなかった、書き方もわからないし…ということも彼女が話していたので、もしかしたら今回の職務経歴書の書き方が誰かのためになるかもしれない、と思いこの記事を書くことにしました。
職務経歴書って何?履歴書との違い
実際に職務経歴書を書く前に、そもそも職務経歴書とは何か、と言うことをおさらいしておきましょう。
職務経歴書とよく混同してしまうのが履歴書だと思います。
混同してしまう理由としては、名前もなんとなく似てるし(どちらにも歴史の”歴”が入ってます笑)、転職エージェントの最初の面談の時にはこの「職務経歴書」と「履歴書」はセットで事前に提出するようお願いされることもあるからでしょう。
では、職務経歴書と履歴書はどう違うのでしょうか?
下記で簡単に表にまとめてみました。

なぜ・誰のために職務経歴書のを書くか?
続いて、誰に向けて書くのかを明確にしておきましょう。
企業(人事の担当者)のため
上の表の目的のところでも書きましたが、まず第一に意識すべきは企業の人事担当者、つまり、あなたを雇うかをどうか決める人です。
よって企業に対して伝えるべきメッセージは、あなたにどのようなスキル・経験があってその会社ではどのように活躍できるか、ということになります。
中途採用は基本的に即戦力を求めています。あなたが、これなら人並み以上にできる!ということをしっかりと伝えることで、企業にあなたを雇うという決断をしてもらうことが職務経歴書の役割になります。
本筋からはそれますが、面接担当者は職務経歴書をもとに面接を進めることが多いです。つまり面接中の質問も職務経歴書から疑問に思われたところをされるということになります。
テクニックとして、職務経歴書に聞いて欲しいことを少し曖昧に書くことで、面接で聞かれる内容をある程度コントロールすることも可能になるのです。(ただ、あまり曖昧に書くとこの人は文章を書く能力がないのかな?というネガティブな印象にも繋がるのでやりすぎは禁物です)
転職エージェントの担当者のため
そして、続いて大事なのが転職エージェントの担当者に向けて書く、という視点です。
むしろ、エージェント面談の前にはここを1番に意識して記載した方がいいです。というのも、エージェントというのはいくら昨今の転職事情に詳しいと言っても、あなたのことについては全くの素人です。
赤の他人であるあなたのことを一から知ることから初めて、あなたに合いそう・できそうな仕事を見極めるのです。

となると、あなたは「どのようなことができるのか」「どのようなことをしたいのか」ということをあらかじめ職務経歴書に記載することができていれば、「あなたを知る」時間を大幅に端折ることができるので話は早くなりますよね。
あなた自身のため
職務経歴書を書く時に意識すべき人物のうち意外と見落としがちなのは、あなた自身、です。職務経歴書はあなたの保身のためにも必要なことです。
これは彼女の転職活動を応援している中で気づいたことなのですが、エージェントのキャリアカンセラー・キャリアコンサルタントと呼ばれる方々は意外とあなたのことを理解する姿勢のない方もいらっしゃいます。
彼女は4人の担当者と面談したのですが、話を聞いている限りでは、彼女の性格や考え方にまで踏み込んで、彼女のための求人を提案してくださっているように感じられるのは1人だけでした。
これはつまり、あなた自身で「やれること・やりたいこと」を言葉にできていない場合、あなたの「やれること・やりたいこと」に合った仕事に出会うことは難しい、ということです。
転職で失敗したという話をぼくも相当聞いてきましたが、その理由の多くは転職先の仕事と自分の「やれること・やりたいこと」との不一致が原因のように思えます。
あなたの「やれること・やりたいこと」に合った仕事に出会えないことはすなわち、あなたの転職が失敗するということでもあるのです。
本来、エージェントにはあなたに向いている仕事から一緒に考えてもらいたいという気持ちはあって当然なのですが、現実問題それが難しいのです。
背景には、誰からどのタイミングでエージェントに報酬が発生するのか、という仕組みがあるのでなかなか根深いです(お金が絡む分タチが悪い)。
詳し書くとあまりに長くなってしまうので後日別記事で紹介します。
なので、あなたの転職活動がうまくいくためにも、しっかりと職務経歴書を書く必要があります。
職務経歴書の書き方
さて、ようやく具体的な職務経歴書の書き方について順を追って紹介していきます!
【STEP1】心の準備と作業時間の確保
焦らすつもりはないのですが、作り込みには結構な時間がかかります。
準備の時間も含めると、6時間はかかる想定です。(ちゃちゃっと1時間くらいで作ろうとすると、転職そのものの失敗に繋がりかねません)
もしあなたが、職務経歴書を書いたことがなかったり、普段あまりパソコンを扱わないような方だとすると、だけでなく作業そのものに時間がかかってしまうことも想定されるので、もっとかかるでしょう。
彼女と僕は休みの日の午前中(3時間)を2日使って取り組みました。結構頭を使う作業になるので仕事終わりの疲れた頭を使っても、いいものができないからです。
なので、まずは次の休みの時間を6時間くらい確保することが第一歩になります。(余裕を持って8時間くらい取るのが理想です)
また、可能であればあなたと仲の良い人のスケジュールも抑えましょう。客観的に意見をくれる人がベストです。下記のSTEP4でお願いすることになるので、2日に分ける場合は2日目の最後の方に時間をもらっておきましょう。
【STEP2】情報収集をする(目安:2時間)
何事も準備が9割です。
職務経歴書はあなたの「やれること・やりたいこと」を人に伝えるためのものです。よって、まずはあなたの「やれること・やりたいこと」という情報収集をしなければいけません。
ここでよくやってしまいがちなことが、とりあえずフォーマットに書き始める、ということです。お願いです、絶対にまだ書き始めないでください。 書き始めるのは、まだちょっと先です。まずは、情報収集です。
では、あなたの「やれること・やりたいこと」を書き出してください!
……….
……….
……….
無理ですよね?笑
「自分は大したスキルも経験もないし、はっきりとやりたいこともない」と、思う人が大半ではないでしょうか?
大丈夫です。なんとかなります笑
まず、大それたことをいう必要はありません。
あなたにとっての当たり前を書けばOKなんです。特に意識しなくたってできていることこそがあなたの「できること」なのですから。
「やれること」という言い方がよくないかもしれませんね。
むしろ、すでにあなたが「やっていること」と言った方がイメージに近いかもです。
具体的にやることとしては、業務の棚卸しと、それぞれの意味づけです。
業務の棚卸しとは、今のあなたがやっている仕事の中から、やっていることを書き出すことです。
また、意味づけというのは、それらの業務ををなぜやっているか、その業務は自分にとって楽しいことか、絶対にやりたくないことなのか、という意味を言葉にしていく作業になります。
細かいやり方は下の記事で紹介しているので、この通りにやってみてください。
①業務の棚卸し
業務の棚卸しをしよう!【1時間くらいで終わります】 | すえきちチャンネル
②業務の意味づけ
業務の意味づけをしよう!【これも1時間くらいで終わります】 | すえきちチャンネル
【STEP3】フォーマットに書いていく(目安:3時間)
ここまで終わったあなたは、自分の「やれること(=やっていること)」と「やりたいこと・やりたくないこと」がはっきり分かっているはずです。
この状態になって初めて、実際に職務経歴書を書き始められます。
では、以下のフォーマットを使って書いていきましょう。それぞれの項目ごとに解説していきます。

①記入日・氏名
記入している日とフルネームを書きます。(そのままですね笑)
②職務要約
フォーマット内の下記の前半部分は、****となっているところをあなたの経歴に変更すればOKです。
「大学卒業後、20年月に株式会社へ入社。へ配属され、主にを担当しました。主な実績としまして、****が挙げられます。」
下記の後半部分も****となっている箇所を記載すればOKなのですが、ここは後で書く⑤の内容とリンクするように書きましょう。
「これまでに培って参りました****を活かして貴社に貢献していきたいと考えております。」
③職務経歴
職務経歴書の名前の由来ともなっている欄ですね。ここであなたの実際に働いてきた仕事やそこで何をしていたのか、ということを伝えます。
この欄はこれまで務めてきた会社の数だけ書くことになります。つまり、あなたが新卒で入社した会社に今も勤めているのであれば1つ、1度転職しているのであれば2つ記載することになります。
a. 会社概要
入社年月は自分でわかるので書くとして、下記は今勤めている会社のHPから調べて持ってきましょう。大体HPの会社概要のページに載っている情報になります。
- 事業内容
- 資本金
- 売上高
- 従業員数
- 設立年月
- 株式公開先(上場企業であれば「東証一部」など)
b. 職務内容
あなたの担当していた業務について記載していきます。
配属先を表の上に書き、その左側に配属先にいた期間を書いていきます。ジョブローテーションなどで複数の配属先がある場合は、配属先ごとに書きましょう。(配属先の名称だけが変わってしまったが、やっていることは変わらないという場合は新しい名称にまとめてしまった方が良いです。気になる場合は、「新部署名(旧:前の部署名)」のように併記してあげればOKです)

表の2行目には【仕事内容】【工夫したこと】【主な成果】を記載します。
【仕事内容】は、「誰に対して、何を、どうしていたのか」の型で書き、それぞれの要素をなるべく具体的に書くことを意識してください。
例えば営業であれば、「お客さんに対して、サービスを、提案していた」という仕事が「誰に対して、何を、どうしていた」に該当します。
ただ、これでは読む人にあなたがどのような仕事をしていたのかが伝わりません。そこでさらに「誰に対して」の部分を「中小規模のクライアント」とし、「何を」の部分を「自社提供サービス」、「どうしていた」を「既存のお客さんに追加で提案を行う」とすると、、どうでしょう。初めてみた人にも分かりやすくなってませんか?
【工夫したこと】はちょっと書くのが難しいかもしれません。
というのもあなたにとっての当たり前のことである場合が多いためです。ぼくも今の仕事で工夫したことは?と聞かれて即答できる自信はありません笑。
でも大丈夫、あなたは業務の棚卸しと意味づけ既にしているはずです。
その中で、「やりたくない度」に1や2をつけた業務に注目です。その仕事はあなたにとって、さほど苦ではないものですよね(喜んでやるとまでは言わないが、嫌で仕方がないということもない程度ではないでしょうか)。
このような仕事にあなたにとっての当たり前が隠れている可能性があります。
あなたの周りに、その仕事が苦手・嫌でたまらない人はいませんか?きっと一人はいるはずです。その人のやり方とあなたのやり方にどのような違いがありますか?
もし実際にそのような人がいないのであれば、あなたとは正反対の人を思い浮かべてください。その人がその仕事をやるとしたらどのようなことでうまくいかないと思いますか?
この差分が、あなたにとっての工夫点の可能性が高いです。要は、あなたがやっているが周りができていない、あるいは周りは気づかなかったがあなたは気づいたこと。これが「工夫」ということです。
その結果、少しでも物事がうまく運んだのであれば御の字です。
これで書こうということが決まれば、あとは型に当てはめるだけです。
型は、「 ~困っていること~ の ~原因~。 ~あなたがやったこと~ 。」です。
例えば、こんな感じ。
「 ~部署内の入れ替わりが激しく、引き継ぎがうまくできていない~ 時期がありました。うまくいかない ~原因は、何を引き継ぐかということが曖昧で各メンバーに任されていたことである~ と考えた ~私は、引き継ぎがうまいと評判だったメンバーと相談して引き継ぎ資料の雛形を作成し、部内で使ってもらいました~ 。」
ちょっとレベルが高いですが、こんなことができていればこれだけで転職成功するのではないかと思います。
「 ~所属部署内の残業時間が長く、それが一因で体調を崩すメンバーもいました~ 。これは、 ~他部署に比べて1人あたりの担当クライアント数が多く、1日に複数アポを梯子することも度々あるため、移動時間が長いことが原因であると考えました~ 。そこで、 ~メンバーそれぞれが担当するクライアントの地域をできるだけ集中することを部長に提案、実施~ 。」
工夫点は少し書き方を失敗するだけで空虚な自慢話であると受け取られかねません。なので書くときに説得力を上げるためのコツがあります。
ポイントは、原因です。
まず、あなたの考える、困っていることの原因を必ず書くこと。これは、工夫を考えついた時には特に意識していなかったとしてもいいので、何か考えて書きましょう。原因が何だったかを書くことが重要です。というのも、工夫点と言われて、(ぼくみたいな)意地悪な人がまず思うのは、それをやる必要があったのか?ということです。どんなに素晴らしいアイデアでも、それをやる意味がなければいい結果は産まれないはずです。なので、なぜそれをやる必要があったかをはっきりと書いてあげる必要があるのです。
【主な成果】には、上記の工夫の「~結果どうなったか~ 」を書きましょう。
例えば、「~引き継ぎ漏れや誤解が少なくなったことで、月当たり30件ほどあった引き継ぎが原因のクレームが5件に減少~ 」とか、「~結果部内のメンバーの残業時間を30%削減~ 」といったようなイメージです。
成果は、あなたの考えた原因とそれに対してやったことが正しかったことを示すために書きます。
ポイントは、必ず数字を使うようにしましょう。
「○件」「○個」「○人」のように実数でもいいですし、「○%」「○割」などの割合でもいいのです。どんなにたいしたことがない数字でもいいです。とりあえず数字を書きましょう。
はい、あなたの言いたいことはわかります。数字、調べるのめんどくさいですよね。その気持ちすごくわかります。でも自分に合った会社に行くためです。あなたならできます。調べてください、数えてください。それだけで少なくともこの先数年の人生が変わるのですから。
例えば、「売り上げが上がりました」と「売り上げが10%上がりました」では説得力が違います。「売り上げが上がりました」は1円upでも言えることですし、運良くこの職務経歴書で面接まで行ったとしても直接「で、どれくらい上がったの?」と聞かれるのがオチです。だから、数字は絶対書いてください。
表の3行目には、所属組織の人数を書きます。
これを部署の分繰り返したら、職務経歴欄は完了です!
④資格・PCスキル
あなたの持っている資格や、PC(主にWordやExcelなどのOfficeアプリ)をどれくらい使えるかを書きます。
資格については持っていれば書けばいいし、ないのであれば書かないでOKです。まあ、資格なんてものはなくたってなれる職業はいっぱいあります。資格にも2種類あって、1つ目は医師免許のような持っていないとできない業務がある資格、2つ目は英検のようなあなたの能力を証明するための資格。
前者は持っていないとできない仕事があるので、医者のような仕事をしたいのであれば持っている必要があります。しかし、後者については無くたって他の方法で証明できることもあるので転職するためにわざわざ取る必要があるか?となると正直なくてもいい、とは思います。
PCスキルのExcelについてはあった方が良いかもしれません。職種の幅が広がります。具体的には、vlookupレベルのことができればやれることがかなり増える可能性があります。
ここは、お勉強しておくに越したことはないでしょう。
⑤自己PR
ようやく最後の項目です。自己PR。
これが一番苦手、という人もいるのではないでしょうか?
ぼくの彼女がそうです笑
とりあえずはさっき職務経歴の中で書いた工夫点から考えてみましょう。
あなたはなぜその困りごとに気付けたのか、あなたがなぜその工夫点を思いついたのか。この辺りがヒントになります。
例えば、先に書いた引き継ぎがうまくいかないことへの工夫について考えみましょう。
この事例で重要になるのは、困っている人を所属部署全体とおいている点でしょう。その人の立場に立つと、究極的にはその人自身の引き継ぎがうまくいけば良さそうです。ですがこの人は困っている人を自分に限定せず、部署全体に対して働きかけています。
この場合、例えばお客さんが困っているのが心苦しかったからとか、同僚が不必要に苦しんでいる状態をなんとかしたかったとか、何か思いがあったのではないでしょうか?
そしてこの場合、助けたい人がお客さんなのか、同僚なのかでちょっと切り口は変わりそうです。お客さんを助けたいのであれば、「お客様を第一に考え、そのために同僚を巻き込んで動かす力」のようなことが言えそうですし、同僚であれば「目の前にいる人の困りごとを一緒に解決する力」のようなことが言えそうです。
コツは、「○○な力」をいう時に、「忍耐力」とか「実践力」のような綺麗なまとめ方をするのではなく、あなたの言葉で「こんなことをする力」のように具体的に書くことです。
これもやっぱり説得力を持たせることが狙いです。知らない人から、忍耐力がありますとか言われる人の気持ちってどんなんでしょうか?
ぼくなら「あ、そうですかw」ってなります。
「○○な力」が書けたら、さらにそれを説得的にするために工夫であげた以外のエピソードを書きましょう。
大丈夫。あなたは既に、業務の棚卸しと意味づけを終えています。(2回目w)
この中から書いた力を使っていそうなことを書いてあげればいいのです。
書き方の型は工夫点の時とほぼ一緒で、「 ~困っていること~ の ~原因~。 ~あなたがやったこと~ 。 ~その結果~。 」です。
最後に結果を追加するだけですね。
原因や結果を書く時に気をつけることは上述の通りです。
おめでとうございます!
これでやっと、一通り完成です!!
ここまでお疲れ様でした。はぁ。
【STEP4】分かりやすさを追求する(目安:1時間)
文章というのは自分では分かりやすく書いているつもりでも、人が読むとよくわからない部分があったりします。
自分で何度も読み返すことで、分かりにくいところを改善していく、というやり方もあります。しかし、これはかなり時間も体力も使います。
あなたも転職活動ばかりしているわけではないはずですから、楽できるところは楽しましょう。
そこでおすすめなのが、人に読んでもらって分かりにくいところを指摘してもらうという方法です。そのために、【STEP1】で仲の良い人のスケジュールを抑えてもらいました。
具体的には、書いたものをその人に読んでもらい、その場で読んで分かりづらいと思ったところに印をつけてもらいます。
一通り読んでもらったら、印をつけてもらったところに対して、「これはどういうこと?」「なんでこう思うの?」など、疑問をぶつけてもらいます。
それに対する答えこそが、その分かりづらいポイントに書くべき内容です。また、無駄な接続詞やもっとシンプルに書けそうだ、というところも指摘してもらいましょう。気持ちがこもると人の文章はダラダラとしたものになりがちです。(ブーメラン)
職務経歴書はあなたの文才を見てもらうものではなく、あなたの「できる・やりたい」ことを見てもらうものなので、これが一番伝わりやすい文章を追求しましょう。面接の時間も限られています。担当者がパッと見でわかるレベルにまで磨き込みましょう。
たしかに大変だけど、実ははじめに職務経歴書を作り込むことが一番コスパがいい!
ここまで読んでくださったあなたには、ぜひ良い職務経歴書を作り込んでほしいです。
というのも、僕の周囲の人たちで職務経歴書の作り込みをやっていないがために、自分に合う仕事に出会えず、転職に失敗している人がたくさんいるからです。
本来であれば転職エージェント担当者が、あなたの「やれること・やりたいこと」の整理を一緒にやってくれても良さそうなものですが、残念ながらそれを頼って良い転職ができる可能性はかなり低いと言えます。
転職エージェントにも企業担当者にも、あなたの「やれること・やりたいこと」を一発で伝えられるかどうかが、転職の成否を分けると言っても過言ではありません。
ここまで徹底して職務経歴書を作り込んでいる人はあまりいないでしょう。これは逆にいうと、これをしっかりやるとそれだけで他の人と差がついて転職が有利になるということでもあります。
自分に自信がない方ほど、職務経歴書にこだわるべきではないでしょうか?
また、職務経歴書は使い回しが効きます。はじめに苦労して、1つ作ってしまえば他の転職エージェントにお世話になる場合も同じものを提出するだけなので、後の転職活動が楽になります。実は、コスパが高いんです。
まとめ
職務経歴書は、あなたの「やれること・やりたいこと」をアピールするためのものです。
これがしっかりしていれば、希望通りの転職もかなうということです。
作業時間としては6時間はかかるので、確かに大変な作業です。
しかし、今後何十年と働く場所を考えるのに妥協していいことはありません。
転職で失敗しないためにも、ぜひ頑張って取り組んでみてください。